ロイテリ菌とは?
ロイテリ菌は、福祉医療先進国のスウェーデンで、産学連携で研究されている乳酸菌です。
ノーベル医学・生理学賞の審査本部のあるカロリンスカ医科大学と世界的なプロバイオティクス企業であるバイオガイア社が産学連携で研究を進めています。
ロイテリ菌は、ヒトの母乳由来の乳酸菌です。
多くの医学的な臨床データにより、摂取することで身体に良い様々な効果が証明されています。
これまで、14,700名以上の被験者に、174以上の症例で臨床データが集められ、146件以上の科学論文が発表されています。
虫歯菌(ミュータンス菌)の抑制
L.ロイテリ菌は虫歯の予防・抑制にも効果を発揮することを確認。
被験者をミュータンス菌量に応じて4グループに分け、更にプラセボグループとL.ロイテリ菌投与グループの2つに分けた治験を行った。(計8グループ)
【結果】
プラセボグループ…変化が認められなかった。
L.ロイテリ菌投与グループ…明らかに症状が軽度なグループへの移行が確認できた。
重度・中度の歯肉炎を緩和
L.ロイテリ菌の投与14日目までに重度・中度の歯肉炎患者の30%の患者は軽快、または治癒。28日目までに58%の患者は軽快、または治癒。
口臭の原因菌を抑制
L.ロイテリ菌は臭いをごまかすのではなく、原因菌を断つことが確認。
L.ロイテリ菌により口臭スコアがゼロの患者が4.5倍以上に増加した。(臭気官能テスト)
ピロリ菌感染症抑制
世界中の人口の半数はピロリ菌に感染しており、中でも50代以降では70%以上が保有者とも言われる。ピロリ菌の感染は胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎の原因になり、さらに胃癌の発生に深くかかわっている。L.ロイテリ菌によりピロリ菌の抑制が確認されている。
ピロリ菌感染症胃潰瘍発症の成人にL.ロイテリ菌を投与。30日後は60%の患者はピロリ菌が完全に消滅した。胃酸抑制剤(PPI)との併用で相乗効果を確認。
アレルギー抑制
L.ロイテリ菌を摂取することで乳児のアトピー性皮膚炎の緩和が確認。
アトピー性皮膚炎の乳児50名に12ヶ月間バクテリアセラピーを実施。12ヶ月で湿疹面積が57%緒減された。一般治療のグループは変化がなかった。L.ロイテリ菌を摂取したグループの当初の湿疹面積は対象グループの約3倍あった。
摂取による副作用・反作用などは一切なく、安心・安全です。
世界で65億食以上が摂取されており、90以上の国と地域で、小児科や産婦人科などの医療機関で採用されています。
また、アメリカ食品医薬局からも、安全性を認証する「GRAS」を取得しています。
ロイテリ菌を継続的に摂取することにより、体内でコロニー(菌の集まり)が形成されます。
ロイテリ菌はロイテリンと呼ばれる天然の抗生物質を生成し、歯周病菌や虫歯菌などの悪玉菌の育成を抑えます。
お口のなかだけでなく、胃腸、免疫、感染症などに関する臨床データも多くあり
全身の健康に寄与するロイテリ菌はまさに「スーパー乳酸菌」です。
ロイテリ菌を摂取して、全身の健康管理を心がけ、健康寿命の延伸をめざしましょう。