3rd Wednesday 特別講演会 開催

3rd Wednesday 特別講演会は終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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開催にむけて

昨今、成人の約8割がなんらかの歯周病に羅患していると言われているなか、歯周病に対する適切な処置の重要性が高く求められています。また、近年は歯の欠損部位にインプラント治療が行われることが多く、他院でインプ ラント治療を行われた患者さんを受診することもしばしば見受けられます。それに関わるトラブルも報道で取りざたされており、社会問題にもなりつつあります。 このような背景をふまえ、今回歯周病専門医としてご開業の弘岡秀明先生・歯科衛生士の加藤典先生をお迎えし、歯周炎とインプラント歯周炎について、基礎から臨床まで をお話頂く機会を得ました。
これまで、このようなテーマの講演を、北陸の地で聞く機会はほとんどありませんでした。インプラント治療を行われている医院のみなさまはもちろんのこと、行われていない医院のみなさまにおかれましても、多数のご参加をお待ち申し上げます。

開催概要

日時:平成25年3月31日(日) 9:30〜16:00 (9:10開場)
会場:石川県地場産業振興センター 新館1階
金沢市鞍月 2-1
対象:歯科医療にかかわるすべてのスタッフ及び歯科医師
参加費:歯科医師 1,2000円 / スタッフ 6,000円 (昼食込)

講師紹介

弘岡秀明 先生
スウェーデンデンタルセンター院長

1978年　九州歯科大学卒業
1990年　チューリッヒ大学歯学部補綴科短期留学
1991年　イエテボリ大学大学院卒業(歯周病科)
1993年　同大学にて学位”Odont. Licentiate”授受
1995年　弘岡秀明ペリオコース開始
1999年　新潟大学歯学部保存学第二講座非常勤講師
2007年　日本臨床歯周病学会常任理事
2010年　東京医科歯科大学大学院医歯周病学分野非常勤講師
2012年　東北大学大学院歯学研究科咬合機能再建学分野臨床教授
日本歯周病学会専門医 指導医
日本臨床歯周病学会認定医 指導医

加藤典 先生
歯科衛生士 スウェーデンデンタルセンター勤務

1982年　大宮歯科衛生士学院(現在大宮歯科衛生士専門学校)卒
1982年　一般開業医勤務
1997年　スウェーデンデンタルセンター勤務
日本歯周病学会認定歯科衛生士
日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士

講演内容

弘前秀明 先生 「インプラント周囲炎を引き起こさないために」

インプラント治療では、ここ数年関心がインプラント周囲病変への対応に移ってきています。インプラント周囲病変は21世紀に入ってから見つかった口腔内の疾患であり、歯科医師がインプラントを利用しない限り発症しない疾患です。つまりその責任はすべて歯科医師にあります。そして、その解決方法は現在のところ見つかっていません。
現在インプラント周囲病変の治療は原則的に歯科保険には組み入れられていません。患者様はいったいどこで治療をうけることになるのでしょうか。インプラント処置を行っていないクリニックにもインプラント患者が来る時代です。今後、インプラント難民を作らないためにも、インプラント周囲炎について現在わかっていること、わからないことを整理して具体的にお話しします。

加藤典 先生 「インプラント治療におけるサポーティブセラピー」

インプラントの安定した長期予後を得るには、インプラント治療後の継続的なサポーティブセラピーが必要です。サポーティブセラピーでの適切な診査、診断のもとに高いプラークコントロールを維持させることで、残存する天然歯とインプラントを一定のレベルで保つことが可能になります。
今回、スウェーデンデンタルセンターで歯周病患者へインプラントを応用した長期症例を提示しながら、歯科衛生士が行うサポーティブセラピーについてお話します。

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お問合せは、矯正歯科石井クリニック (TEL:0761-23-0141) まで