近年、ペーパーレス化が診察券にも及んでいます。従来の歯科医院では、紙の診察券を利用してアポイントメント管理（以下、アポ管理）や受付をしていました。

近年、デジタル化が進むなか、患者のアポ管理に予約管理システムを利用する医療機関が増えています。予約管理システムは、LINEと連携することで患者の利便性を向上させることが期待できます。

しかし、「システム導入後のイメージがわかない」「LINEと連携するメリットがわからない」と感じる方もいるのではないでしょうか。

そこで当記事では、歯科医院がLINEを利用した予約管理システムを導入することで得られるメリットを解説します。予約管理システムの導入を検討されている方は、ぜひご一読ください。

LINEを利用した歯科医院向けの予約管理システム

LINEは、利用者が非常に多いコミュニケーションツールです。2022年9月時点の利用者は9,300万人以上います。

予約管理システムにおいてLINEが利用できることで、患者だけでなく、歯科医院にとってもプラスの効果をもたらすと期待できます。

例えば、LINEから予約受付ができれば、患者は時間と場所にとらわれずに診察日を予約できます。また、医療機関も予約管理の効率化につなげることが可能です。

予約管理システムを導入するメリット

予約管理システムを導入することで、患者の利便性を向上させるだけでなく、歯科医院の運営効率化を図ることもできます。

ここからは、予約管理システムの導入によって歯科医院が得られるメリットを紹介します。

キャンセル率の改善

当社の調査によると、予約をキャンセルする理由として最も多いのが「忘れていた」という意見でした。予約キャンセルが多くなると、歯科医院の経営上の機会損失につながります。また、患者の治療経過にも問題が生じるため、対策が必要です。

予約管理システムでは、予約日を患者のスマートフォン（以下、スマホ）にお知らせする機能がついており、予約日を忘れることによるキャンセルを防ぐことが可能です。さらに、患者の都合が悪くなった場合にも、自由に予約を変更できます。

受付業務の効率化

予約管理システムは、Web上で予約受付、管理ができるため、電話対応や受付業務を減らしてスタッフの業務負担を軽減できます。予約情報を自動で管理することにより、ダブルブッキングなどのヒューマンエラーを防止することも可能です。

また、紙の診察券の削減にもつながります。紙の診察券は、紛失した場合の再発行の手間やコストがかかるという課題があります。予約管理システムの導入により、こうした課題に対策しつつ、業務効率化が期待できます。

再来院率の向上

LINEを利用した予約管理システムでは、治療上で必要な情報をメッセージ機能で患者へ送ることができます。

また、LINEはメールやそのほかのコミュニケーションツールに比べて読んでもらいやすい特徴もあるため、大切な情報を見てもらいやすいといえます。

メッセージ機能によって患者との密な関係を築くことで、再来院率の向上にもつながります。

歯科医院向けの予約管理システム『クリニッククラウドGR』

※歯科医院向けの予約管理システム『クリニッククラウドGR』

『クリニッククラウドGR』は、歯科医院向けの予約管理システムです。LINEと連携しており、歯科医院の経営をサポートする機能も備えています。導入により、歯科医院のさまざまな課題の解決につなげられます。

予約管理機能

クリニッククラウドGRは、予約状況がひと目でわかるようにデザインされているので、管理しやすいのが特徴です。

予約の受付や変更もWeb上で行えるため、電話対応やアポ帳による予約管理も必要なくなるメリットがあります。

レセコン提携

レセコン（※）は、多くの医療機関で利用されるようになりました。あるデータでは、2022年3月分の請求のうち、9割以上の歯科医院がレセコンを利用してレセプト請求を行っていると報告されています。

予約管理システムの導入を考えた場合、レセコンと連携できることは業務効率化の面でも非常に重要です。

クリニッククラウドGRは、多くのメーカーのレセコンとデータを連携することができ、予約管理表に患者データを紐づけることも可能です。

※ レセコン（レセプトコンピュータ）とは、医療機関に設置されているレセプト作成用のコンピュータシステムのこと。業務効率化を図るためには、多くの予約管理システムにおいてレセコンとの連携が必要。

データ分析

患者の来院状況や予約率、キャンセル率、リコール率などのデータを分析しやすい形式で表示できます。歯科医院の健全な経営を目指す場合、これらのデータは重要な要素です。

歯科医院の予約受付に関する業務の効率化にはシステムの導入を

歯科医院が予約管理システムを導入することで、予約の受付や電話対応などの業務を減らすことができます。

また、LINEと連携することにより、予約の受付、変更がしやすくなり、患者の利便性を向上することも期待できます。LINEの連携によってスマホが診察券代わりになるので、診察券を紛失した際の再発行にかかる手間も減らすことが可能です。

歯科医院向けの予約管理システム『クリニッククラウドGR』なら、LINEから予約を受け付けられるだけでなく、レセコンともデータ連携ができます。さまざまな業務サポート機能も備わっているため、歯科医院の経営改善にも活用いただけます。