新年のご挨拶ならびに令和6年能登半島地震への当社対応について

令和6年能登半島地震により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げるとともに、皆様の安全と一日も早い復興をお祈り申し上げます。

改めまして、旧年中はひとかたならぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。また、震災にあたり大変多くの方々からお見舞いのお言葉を頂戴し、当社社員一同、心より感謝申し上げます。

令和6年能登半島地震について

報道の通り、能登地方は大変な打撃を受けています。当社では、発生当時から現在にかけて、お客様にご状況の確認をさせていただいている状況です。
当社でも、金沢本社ほか北陸の支店も被害を受けておりますが、本日より全店の営業を開始し、お客様の支援にも力を尽くしてまいる所存です。

災害対策本部の立ち上げ

当社では、令和6年能登半島地震災害対策本部を立ち上げました。

国、各県市町の自治体、歯科医師会、歯科業界の各社と連携し、被災されたお客様への支援、医療機関が正常に稼働するための復旧支援を行ってまいります。

現地の状況

今回の地震で北陸全県が被災しましたが、特に石川県は想像を超える甚大な被害を受けています。
頻繁に報道されている奥能登(珠洲市、輪島市、能登町、穴水町)能登中部(七尾市、羽咋市、志賀町、中能登町、宝達清水町)だけでなく、河北(かほく市、津幡町、内灘町)、金沢市北部においても、液状化による道路の破損や断水が続いており、避難を余儀なくされている方もおられます。まだ余震も続いておりますので、不安な毎日かと思いますが、一日も早く日常が取り戻せることを祈っております。

当社の支援方針

馳浩石川県知事も声明を出されているように、現時点では、甚大な被害を受けた奥能登の被災者の方々の命の危険を守るための緊急支援が優先されています。しかし、一般車両が殺到することにより、人命救助の機材や特殊車両が到着しにくいという事態が発生しています。
お客様への支援に関しては、現在の「人命救済を最優先」とする行政の方針と指示に従って、その妨げにならないよう、慎重かつ冷静に状況判断をして行っていきたいと考えております。

また、歯科医療機関として正常稼働するためのご支援を行ってまいります。すでに担当からご連絡をさせていただいていますが、停電や断水後の機械の稼働には注意が必要です。注意事項は、後ほど当サイトにも公開いたしますので、お役立ていただけますと幸いです。

皆様からのご支援について

皆様からの物資のご支援は、感謝しかありません。しかし、交通事情等により、適切に届けることが難しい状況があるのも実情です。
これらの現状に関しては、石川県が公式ウェブサイトで日々最新の情報を発信しています。また、日本歯科医師会は各県歯科医師会と連携、そして各県歯科医師会は各自治体と連携し、適切な情報発信と対応に努めてくださっています。ぜひ、最新の発信をご確認いただけますと幸いです。

皆様の温かいお言葉や、励ましのメッセージが、なによりも力となっています。
重ねてお礼申し上げます。

2024年の企業展望

当社の創業者は、立命館大学の総長であった末川博博士が学生に贈った言葉「未来を信じ、未来に生きる」を胸に抱いて起業しました。戦後の焼け野原の日本の現状を憂い、諦めるのではなく、今から自分たちの意志で新しい世の中を創ること、未来を輝かしいものにすることを託すという意味があったと聞いています。
どんな困難があっても、やがて笑顔になる日が必ず来ると信じています。

本年は災害や事故により幕を開けましたが、今年の干支の甲辰、この二つの文字の意味する「成功という芽が成長していき、姿を整えていく」のとおり、良い年になることを心から祈っています。

当社は、「医療機関の課題を最先端のテクノロジーと我々の情熱とクリエイティビティで解決する」をパーパスとして、日本で初めて予約の完全自動化を実現した「クリニッククラウド」をはじめとするDXソリューション、安心して働ける環境づくりのためのインシュアテックサービス「クリニックシールド」などのソリューションサービスを開発し、販売するカスタマーサクセス部門と、歯科業界のあらゆる製造業とのパートナーシップを結ぶ流通業であるデンタル部門を通じて、歯科医療機関の成長や発展に貢献してまいります。

お客様、パートナー企業様、ご協力をいただいている皆様の、健勝と益々のご発展を、心よりお祈りいたします。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社ADI.G
代表取締役社長 浅野 弘治